直ちに非常事態宣言を!

新型コロナウィルスをめぐる国会内での論議の成り行きを見ているとまどろっこしい感じがしてなりません。

安倍総理は特別措置法を作って体制を整えたいと党首会談を開いて野党各党に申し入れを行いました。

安倍総理は、野党各党の質問に対しもっと丁寧に応対しておけばよかったと思っていることでしょう。

野党の質問に対し意味がないとのヤジを飛ばしたり昨今の安倍総理大臣の振る舞いは決してほめられません。

桜を見る会をめぐる不明朗さを突かれてイラつくのはわからない訳ではありませんが度を超してました。

新型コロナウィルス問題が深刻になりにつれ当初の対応における危機感の欠如を指摘されるようになりました。

いらだちは倍加し焦りに似た気持ちを抱くようになったと想像してます。その結果が一斉休校につながりました。

野党各党としたら安倍政権の揺らぎとして捉えてこのチャンスに揺さぶれるものならば揺さぶりたいという思惑が出ます。

私はこれは党利党略だと思います。もっと日本国家全体のことを考慮して全面協力に舵を切るべきです。

東京オリンピック・パラリンピックが開催できないかもしれないとの観測が出るような状況です。

日本国家としての危機以外の何物でもないのではないでしょうか。開催できなかったことを考えれば分かるはずです。

新型コロナウィルスの襲来でクルーズ船所乗客も含めて1057人が感染し更に拡大する勢いです。

このウィルス感染自体も危機ですが経済活動に大きな影響が出ています。観光地、交通機関、デパートなどなど。

これにもしオリパラの中止が加わったらどのような状況になるかは小学生でも想像できます。

インバウンド客を見込んで建設したホテルなどの施設は全て無用の長物と化してしまいます。

この一事をもってしてもとてつもない経済的インパクトが加わることとなります。経済恐慌に近いです。

消費税を一時的に税率を下げるなどの総統の経済対策をしなければ追い付かないのではないでしょうか。

もちろんオリパラを目指し努力を積み重ねた選手や関係者の落胆は言うまでもありません。

日本国としての名誉は地に落ちてしまいここから這い上がるのは容易なことではないと見るのが常識です。

こうした事態になる前に日本国として”ワンチーム”となりできるる限りの対応を尽くす必要があります。

安倍総理の過去の発言や党利党略にこだわってあれこれと理屈を述べて非常時の対応を遅らせてはなりません。

瞬時に特別措置法を成立させて非常事態を宣言し一丸となって諸々の対策を徹底する方向に向かうべきだと思います。

世界は、まず日本国全体の姿勢を見ています。疑念を持たれるような振る舞いは絶対に避けるべきです。

日本は、中国のように共産党一党独裁の強権国家ではなく民主主義の体制を持つ国家です。

その日本国が議論を経つつ迅速果敢に有効な対応を国民一丸となって示すことが求められます。

最大のピンチは最大のチャンスでもあります。今こそ日本国の底力を見せる時ではないでしょうか。