オンライン講義始まる1

神奈川大学は前期全ての講義がオンライン講義となりました。11日から講義が始まりました。

Zoomというソフトを使ってテレビ会議形式で講義を実施するよう先月14日付の文書がメールで届きました。

新型コロナウィルスの余波は大学にも大きな変革を強引に要求してきました。大童でした。

まず、4月いっぱいの講義が延期となり連休明けから始めるよう指示があったのに続いてオンライン形式となったのです。

では具体的にどのように講義を進めるのか全く分かりませんでした。5月になってようやく実質的に動き出しました。

Zoomというシステムに入る鍵みたいな番号が送られてきて「アクティベイト」して下さいということでした。

なんだかわけのわからない専門用語ばかりがかかれたメールを読むのはとんでもなくストレスがかかります。

私のような非常勤講師に対する連絡は不徹底でしたので慌てて対応しなければならずイライラは募る一方でした。

連休後半になって法学部の専任の先生からZoomを使った講義の注意点を伝える会議開催のメールがありました。

実際にZoomを使ったオンライン形式での会議でした。詳しい専任の先生からの解説もあり役に立ちました。

ここでまたまた私の一言文句を付けたくなる性分が出ました。丁寧に教えてくれる先生が法律学科の先生ばかりなのです。

法学部には自治行政学科もあります。私はそちらの方の所属です。配慮がないと抗議のメールを送りました。

すぐに返事がきました。今回のオンライン講義という大きな変化に対しては学部全体で対応しているということでした。

さすが大学の先生です。官僚みたいにうまいことを言います。矛を収めることにしました。

確かに大学全体の大事件です。講義が始まった11日の夜9時から法学部長の呼びかけでオンラインの会議がありました。

夜遅くに学部長から会議の要請があるなんてよほどのことです。大学もてんやわんやなのだと理解しました。

オンライン形式となりますと様々なデータが飛び交いますので大学の情報システムが動きにくくなるのです。

他の大きな私立大学で大学の情報システムがダウンしてしまった事例も出て来ています。

情報システムが動かなくなるとオンライン講義が出来なくなりますので学生にとって大問題化します。

オンライン講義が始まって気づいたことがあります。他の先生も指摘していましたが私も同感でした。

学生たちはさして無理なくオンライン講義に対応するのです。操作に難儀することはほぼありません。

イラついているのは私のようにネット音痴のおじさんやおばさんたちのような感じです。

私など一時は本気でストライキを呼び掛けようかと思ったほどです。非常勤に対する扱いにも怒ってました。

しかし学生は違うのです。ネットシステムの変化に対する能力値は、驚くほど高いのです。

子供のころからスマホ片手に育った若い世代と私のように今なおガラケーを使っている者との違いは顕著です。