オンライン講義始まる3

オンライン講義の導入に伴う変化は、今は大学の学内が中心ですが普及が進むにつれて社会へ波及していくと思います。

まちづくり分野にも影響は必至です。小さな例で言いますとオンラインの会議が増えることは間違いありません。

おととい打ち合わせがあり横浜市役所に行きました。久しぶりの横浜は確かに閑散としてました。

メールで何度かやり取りしてニュアンスが伝わらない部分があったので直接協議に伺ったのです。

横浜市でもオンラインで会議ができるよう準備を急いでいました。来週の会議はオンラインでという連絡がありました。

こういったケースが増えるでしょう。積極的に導入するか否かは各自治体の判断となります。

オンライン形式で画面を見ながらやり取りできると直接会って協議するようにはいかないまでも十分代替できます。

30人以内の会議ならば私はこみ入った話でない限り問題ないと思います。操作が簡単ですので普及します。

広報や広聴分野にはすぐに応用が可能です。一回一回会議室を用意しなくても良いので役所も助かります。

大人数であっても一方的に情報を流し意見を吸い上げる形であるのならばチャットという機能を使えばすぐできます。

紙の資料を読んで回答してもらうより言葉で資料を説明できるので回答者もよく理解した上で答えられると思います。

何といっても変化が期待できるのは教育分野です。私の持論の「脱学校の社会」づくりの強力な道具になります。

町長時代に小さな町を舞台に学校だけが教育の場ではなく町全体が学校なのだと主張してきました。

子供たちは外に飛び出して学ぶ一方、地域の皆さんはどんどん学校へ行って教育に関わるべきだと考えました。

パソコンやスマホがあればどこでもオンラインの授業ができるとなれば一気に教育は変わっていきます。

端的な例は学校の教員ではない人の話が容易に聞けます。学校に行って教室で話さなくても良いのです。

授業中に今日は歴史の専門家の何々さんにつながってますので直接質問をぶつけてみましょうとか。

研究所の方に実験の様子を見せてもらいましょうとか。農家の方に農作物の生育状況を見せてもらいましょうとか。

英語もネットは世界とつながることができますので世界の方々との交流も十二分に検討対象です。

世界とつなぐ大げさな話でなくても保育園、幼稚園、小学校、中学校の間の連携もとりやすくなります。

高校や大学ともつながりやすいです。地域に大学がないから無理だなんてことはありません。

導入の意欲があってネット環境を整えることができれば脱学校スタイルの教育は間違いなく進みます。

私は一大教育革命だと思いました。教育の現場を拠点にして町全体に大きな変化をもたらします。

子供たちは学びの質が上がり子供たちの教育に携わる方々は間接的に子供たちに接することで刺激をもらえるでしょう。

ウィンウィンの関係が急速に広がっていくようでわくわくします。やる気さえあれば教育の町があちこちに誕生します。

 

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