小田原市の新市長に就任する守屋輝彦さんは選挙戦で新型コロナウィルス対応に照準を絞って訴えていました。

ひとつは加藤憲一市長の経済支援策は手ぬるく支援をもっと大胆に拡大すべきであるというものでした。

もうひとつは小田原市立病院の建て替えについて県西地域全体の医療の強化の観点から見直しを求める内容でした。

時宜を得た主張であり有権者や医療関係者に響いたと思います。競り勝った重要ポイントだと思います。

新市長に就任したら即座に選挙中に主張した訴えの実現に向けて取り掛かって欲しいと思います。

是非とも配慮してもらわなければならない点があります。小田原市長は地域の広域行政のトップだということです。

神奈川県西部地域の2市8町で神奈川県西部広域行政協議会を形成してます。小田原市長が頭です。

小田原市長は小田原市のトップであることは当然ですが県西地域の首長の代表という顔も持っているのです。

新型コロナウィルスショックで経済的打撃を受けているのは小田原市だけでなく地域全体の重大問題です。

箱根や湯河原の観光産業は地域の要の産業です。その打撃たるや惨たんたるものだと思います。

こうした産業へ支援の手を差しのべるには地域全体の課題として受け止めて国や県に主張する必要があります。

各市町がバラバラに要求するのではなく地域の緊急要望として取りまとめて行くべきではないでしょうか。

小田原市長を除いてリーダーシップを発揮できるポジションにはいません。守屋新市長の働きどころです。

就任したらすぐにでもテレビ会議を地域の各首長に申し入れて会議をするぐらいのスピード感を持って欲しいです。

守屋新市長が主張した神奈川県西部地域の医療体制の強化の方も直ちに行動に移って欲しいものです。

まずは加藤市長が決定した現地での市立病院の建て替えを凍結することがいの一番の対応策です。

基本計画もできていないのに建設予定地周辺の道路の付け替えを急いでいたのですから止めなくてはなりません。

その上で守屋新市長が主張するように県立足柄上病院との連携を考えて地域の医療を考える協議の場の設定が急がれます。

こうした議論を踏まえて行けば自ずと市立病院の適地も見い出されるのではないかと思います。

県西地域全体の重大課題として地域内の首長と協議を行い地域全体で支える市立病院を目指すべきだと思います。

このほかにも日本全体の大問題となっている災害頻発という問題もあります。特に集中豪雨です。

県管理の酒匂川と早川を水系とする河川が地域を流れています。両水系共に小田原市内から相模湾へ注いでいます。

市町が連携して治水に関与する仕組みが不十分です。小田原市長のリーダーシップが是が非でも欲しいところです。

国や県に要望を出すにしても地域の市町が一致結束していませんと強力な要望とはなりえません。

小田原市長の腕の見せ所です。守屋新市長が県や自民党とのパイプを活かして活躍が期待される分野です。