ブックカバーチャレンジな日々

連休中、新型コロナウィルスの緊急事態宣言真っ最中の4月30日、友人より誘いがありました。

ブックカバーチャレンジという取り組みです。本の虫の私にとっては願ってもない話でした。

内容の紹介なしで、これはという本をフェイスブック上にアップするという取り組みでした。

期間は7日間で誰か引き継ぐ人を決めバトンタッチするというものです。

本を媒介としたリレーみたいなものです。ねずみ算式に増える可能性もあります。

面白いことを考える人がいるもんだと思います。最初の発案者に敬意を表します。

この手の気軽で社会のためになりそうな行動が広がりやすいのはネット社会のプラスの側面です。

紙で伝達していたら時間がかかります。メールでもしんどいです。フェイスブックなら広がります。

爆発的に利用者が増えているZoomを活用すればどうなるのでしょうか。

テレビ会議方式で利用者が限定されるので広がりにくい難点があります。

オンライン読書会は可能です。単なる本の紹介ではなく内容を含めてやりとりできます。

図書館は再開されたとはい元通りではありません。図書館の取り組みとして検討の余地あります。

図書館主催のオンライン読み聞かせ会などはやろうと思えばすぐにできると思います。

話を元に戻します。ブックカバーチャレンジの誘いは私にとってまたとないタイミングでした。

毎日本棚の整理にいそしんでいたからです。ほぼ整理がついたところで話がありました。

在宅時間が増えると家の片づけをする人が増えるようでごみの搬出量が増加しているとのことです。

気持ちわかります。私は4月に入って在宅勤務となってから本棚と格闘してました。

学生時代からの本が乱雑に積み上げてある書棚もありましたのでほこりにまみれて整理しました。

一冊一冊が懐かしくてついつい時間が過ぎてしまいます。結構な量の本を読んでいたのです。

今は全く小説を読みませんが学生の時は大江健三郎とか福永武彦、高橋和己を読んでました。

三島由紀夫の本が揃っていました。大学に入るよりずっと前中学校ぐらいから興味を持ってました。

三島由紀夫が市ヶ谷にあった自衛隊本部に乗り込んで腹切りをした事件を報じる週刊誌もありました。

中学3年生の時のことで今でもショックを受けたことを鮮烈に覚えています。

ブックカバーチャレンジは、今現在も指針となっている本や関心事から始めました。

学生時代に読んだ懐かしい本は内容を思い出せずもう一度読み直さないと書けないからです。

読み出すとはまってしまい読み終えるまで時間がかかり紹介できないという悪循環になってます。

ブックカバーチャレンジは7日間で区切りですが勝手にその後も続けています。

様々な事象を深く考える手がかりとなるからです。自分の生き方や考えを見つめ直せます。

今日で39回です。どこまで続くでしょうか。自分でも見当がつきません。

無理なく書けるところまでは行きたいです。格好つけて本を紹介したりしても意味はありません。