オンラインで学ぶ最新国際情勢

このところ毎週土曜日の午前中、1時間足らずの短い時間、オンラインおしゃべり会をしてます。

足柄の歴史再発見クラブの有志の皆さんとテーマ自由で語り合ってます。

6日は、特別ゲストの参加がありました。最長老の佐久間俊治さんのご長男です。

超一流会社の元国際金融マンでロンドンなどでの勤務経験が長い方です。

国際金融の研究実績もあることから現在は京都の私立大学で教鞭をとられています。

大学の講義をベースに現代日本が抱える経済リスクの過去と未来について話を聞きました。

今後の日本経済に大打撃を与えるリスクとして富士山噴火があるとの話しに背筋が寒くなりました。

メールでのやり取りではなくオンラインの良いところは顔を見ながら話を聞けることです。

佐久間さんの息子さんはお父さんとうり二つです。似ているなーと思いながら聞くと親しみがわきます。

午後3時より2時間余り本格的なオンラインのパネルディスカッションを聞きました。

東京大学の先端研が主催したものです。メールで案内が送信されてきました。

以前、人工知能がもたらす衝撃にって東大先端研のシンポジウムを聴きに行ったことがあります。

メールを登録しておいたので案内がありました。研究機関も自らの発信に随分と熱心です。

新型コロナウィルスの感染拡大で方式がオンラインになったと案内状に書かれてました。

東大のある本郷キャンパスまで行くのはいささか腰が引けますがオンラインなら安全です。

テーマは、今最もホットな話題となりつつありますアメリカと中国との対立についてです。

米中間での体制をめぐる対立について日本を代表する研究者とジャーナリスト3人が議論しました。

司会者もサブのコーディネーターも第一線の研究者で質の高い議論を聞くことができました。

しかも、自宅でお茶を飲みながらです。何と素晴らしいことかと感心しました。

最先端の研究機関が今後こういった手法で研究成果をどんどん発信することでしょう。

世界中とネットワークを結ぶことは容易ですのでいつでも世界の研究者らによるテレビ討論を見れます。

パネルディスカッションの結論は、アメリカの対中国強硬姿勢は継続するというものでした。

仮にトランプ大統領から民主党のバイデン候補に替わったとしても方針に変化はないとのことでした。

現状は、軍事力を中心にアメリカの圧倒的優位な状況が、まだ続いています。

中国は厳しい対応を迫られるのではないかという見通しはほぼ共有していたと思います。

佐久間さんの息子さんの事例でも触れましたがパネリストの表情を見ながら聞けるのは良いです。

本当は何を伝えたいのか言葉だけでは感じ取れない内容を垣間見ることができるからです。

米中間の対立が抜き差しならぬものとなるとすると日本の進路にとって一大重大問題です。

新型コロナウィルスへの対応とも米中対立は密接に関係しますので更に話が難しくなります。

日本としての基本的な立ち位置は早急に判断しなければならないことは言うまでもないと思いました。