新型コロナ時代の災害避難の具体指針策定を!
いよいよ関東甲信地方も梅雨入りました。大雨の季節が今年もやってきました。
災害を担当する行政の担当部局はこれから秋の台風シーズンまで気が抜けないことでしょう。
早急に取り組んで欲しいことがあります。住民に身近な各市町村が主体となってです。
水害にせよ地震にせよ大きな被害が出そうにな時、被害が発生した時の避難所運営が心配です。
新型コロナウィルスの感染によって密閉、密集、密接の3密を避けるよう政府が国民に求めてます。
災害時の避難所は、3密空間そのものではないかと思います。どうするという素朴な疑問があります。
避難所の建物の構造によっても違いが出ますので現場を熟知している市町村の出番です。
国が県がという待ちの姿勢をとることなしに市町村の側から積極的に点検行動をして欲しいです。
3密を避け2メートル程度の距離をとるだけでなく、手洗い、や消毒など新たな課題が山積です。
とりわけトイレの問題は深刻です。横浜港に停泊した大型クルーズ船の調査結果があります。
ユニットバスのトイレの床から一番多くウィルスが検出されたというのですから穏やかではありません。
トイレに次いで枕でした。避難所運営には厳しい結果と言わざるを得ません。
トイレやまくらや布団の消毒を頻繁にせざるを得ないことになります。負担が増えます。
素人考えでも上記のような新たな課題が災害時の避難所運営に当たってのしかかってます。
可能な範囲内でリスクを除去するよう各市町村大至急取り組むべきではないでしょうか。
この種の取り組みで完璧はあり得ません。やれることをやって走りながら修正するしかありません。
この取り組みは災害時の避難所運営の革命をもたらすプラスの効果もあると思います。
避難所の質を上げることに他ならないからです。少なくとも仕切りは必須となります。
これだけでもずいぶんの質の向上です。十分なトイレの確保や清掃の仕方も改選されます。
もちろん避難所全体に消毒が行き届きますので避難所の清潔度がアップすることは確実です。
食事や支援物資の供給に当たってのボランティア活動も様変わりせざるを得ません。
場所の確保が難しければマイカーによる一時的な避難を前提にした新型コロナ対応の運営が必要です。
そもそも避難所に避難させないで自宅の安全な場所に避難するという方法も検討せざるを得ません。
新型コロナの存在を前提にしたウィズ・コロナ時代の災害時の避難所運営指針の策定待ったなしです。
小さな市町村の首長の出番だと思います。大きな市より迅速果敢に動きやすいです。
首長のリーダーシップでいち早くモデルを策定して欲しいと願ってやみません。
小さな市町村がそれぞれ独自の指針に基づいて動いていきそれは大きな市へと波及するはずです。
私の住む神奈川県西部地域は小田原市を除いて小さな市町が9つもひしめいています。
ここからモデルを発信することは十二分に可能だと思います。首長さんらの奮起を期待します。