神大オンライン講義進行中

新型コロナウィルスの影響で5月の連休明けから急きょオンライン形式で講義が始まりました。

神奈川大学法学部の政策過程論です。大童とはこのことだと間違いなく言えます。

Zoomというテレビ会議システムを使うということでした。ネットに疎い私は焦りました。

Zoomを使ったテレビ会議に参加したことがあったのが役立ち辛うじて対応しました。

以来6回講義を続けています。操作は大丈夫かという緊張感はやわらぎようやく落ち着いてきました。

学生の方は私がドキドキしながら対応しているのとは大違いの印象です。

楽々とこなしていて質問もチャットという機能を使って自然な形で出て来ています。

スマホ世代との断絶を強く感じるとともにオンライン方式は今後も定着していくと思いました。

講義の内容は、何度かブログにも書いたようにカジノを含むIR=統合型リゾート施設の誘致です。

横浜市で現在進行形の重要な政策課題がどのように収斂していくのか追いかけています。

政策過程論に相応しい講義だと自負しています。しかしオンライン方式で対応できるか心配でした。

賛否両論のゲストの方をお招きして学生たちとリアルに議論してもらうのが当初のプランでした。

オンラインになってゲストの方々が出演して下さるかがまず一番の課題でした。

おおかたのゲストの方は、事情を考慮して下さり応じてもらうことができました。

しかしインパクトのあるゲストとして出演をお願いしていた趙羅王の方お二人は辞退されました。

ハマのドンと言われる港湾協会の藤木幸夫会長、元自民党県連会長の梅沢健治さんです。

お二人とも90歳を超えていてオンラインは勘弁して欲しいとのことでした。残念無念です。

賛成の立場から横浜市役所のIR担当課長が2回、自民党横浜市議の方が1回で計3回講義。

反対の立場から立憲民主と共産党の横浜市議で1回、市民活動を応援している弁護士の方2人で1回。

最初に私のガイダンスがありましたので全部で6回、ちょうど折り返しのところに来ています。

賛否両論の立場の意見を聞くことは最終的な政策判断をする際に極めて重要なことがわかります。

絶対に推進だ、ばくちはけしからんといった議論で終始してしまうのは余りに表面的です。

両者の意見に一理あります。投資額が1兆円にもなるとされる政策課題ですので冷静さが必要です。

受講生は47人登録という小さな講義ですが双方の意見を傾聴する貴重な機会だと思ってます。

推進する立場、反対する立場のいかんにかかわらず重大な変化をもたらしている事態が進行中です。

新型コロナウィルスのパンデミック、世界的流行です。IRの行方に大きな影響を与えそうです。

国内外の観光客を引き寄せる前提条件に狂いが生じる可能性が出たと言えます。

賛成の立場にとっては住民説明ができず、反対する側にとっては街頭活動が進められません。

新型コロナをどう乗り越えるか、賛成、反対の立場を問わず一番の課題となってます。

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