都知事選スタート

都知事選挙の候補者の第一声を聴いていてわくわくしてきました。何か起こりそうな予感がします。

小池都知事はネットを使っての第一声でした。キャスター知事らしい選択です。

音声も含めくすんでました。有権者との間に隔たりを感じさせる幕が垂れているようでした。

東京版の疾病センターを設立すると言ってました。新型コロナウィルスの第二波に備えてです。

専門的です。インパクトがありません。キャスターなんです。痛みを共有してません。

しかし、情勢は圧倒的に有利です。知名度は抜群で現職で新型コロナの対応に当たってます。

但しリスクもあります。感染者は増加気味です。再び激増するようだと大変なことになります。

一斉に他の候補者から攻め立てられることになります。防戦に回る可能性があります。

昨日、近所の書店で雑誌、文芸春秋の最新号を立ち読みしていたら小池都知事の記事がありました。

『女帝 小池百合子』という著書を出版した作家の石井妙子さんが書いていました。

1月末から2月にかけて小池都知事は中国へ防護服を30万枚以上寄贈しています。

後に医療機関で不足が騒がれ出してました。タイミングにも問題がないとは言えません。

気になるのは自民党の二階幹事長の要請を受けてのケースもあったことです。

引っかかります。2人は面談もしています。都知事選挙の話は出ていないということです。

額面取りには受け取れません。あうんの呼吸があったと見るのが常識です。

小池都知事が、二階幹事長に対し自民党から対立候補が出ないよう恩を売った疑念があります。

したたかというか嫌らしい動きです。まっとうな政治の土台となる誠実なさわやかさがないのです。

最終的には自民党に支持を求めることはありませんでした。二階幹事長はいい面の皮です。

小池都知事は、安倍政権と自民党に逆風が吹いていることを感じ取って政党色を抜いたのでしょう。

大したもんです。永田町きっての手練手管の持ち主である二階幹事長を手玉に取ってます。

ところがどっこいそう簡単には問屋は降ろしません。山本太郎さんの発信力は侮れません。

目の前に苦しんでいる人がいるのならば手を差しのべようではないかという情熱が伝わります。

事実上の徒集空拳で巨大な壁に挑んでいるところも判官びいきを駆り立てます。

2011年の選挙の時、現職の石原慎太郎都知事の260万票に対し東国原英夫さんは170万票でした。

知名度抜群の現職に元宮崎県知事の芸人が挑んだ形でここまでいきました。

今度はもっと肉薄する要因があります。野党各党が推す宇都宮健児さんは高齢過ぎます。

いくら人格が高潔だと言っても遊説の模様が流れるたびに票を減らすと思います。

徐々に小池都知事の対抗馬は山本太郎という流れが強まるのではないかと見てます。

安倍政権を直撃している様々なスキャンダルも山本太郎さんの追い風となるでしょう。

選挙期間は17日間と長いです。小池都知事の背中が見えるところまでは少なくとも行くと思います。

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