里山の自然を守ろうというスローガンを聞くことがります。いいことだと即納得してしまいがちです。

しかし、矛盾があります。里山は、ひとの手が入るから里山であることを忘れているからです。

自然を守るという誰もが認めがちな大義には、実は、こうした落としあなが潜んでます。

一切手を付けずに触るなということが決して自然を守ることではないのです。

私たちを取り巻く多くの自然と称されるものは実は人工的に作られていかす。

手を入れなければ維持できないという厳然たる事実を踏まえることは極めて重要です。

真鶴町のように町全体が美しい景観に包まれている小さな町は、町が里山のようなものです。

人工的に作られた美しい芸術作品です。上手に手の入れ方を考えることが重要課題です。

もう少し景観に配慮した開発することで勢いを向上させる方向の手立てが必要だと思えてなりません。

開発の中にはマンションも含めて住宅建設が含まれます。住む場所がないと新たな人は移住できません。

空き家活用があるではないかといっても東京から移住する人が全て空き家指向ではありません。

在宅でリモートで仕事をする人を呼び込むとなるとニーズに合わせた新しい住宅は不可欠です。

バブル期のマンション乱立のマイナスイメージから開発全てを避ける傾向が残っていると思います。

人が住まないと町全体が里山のような町は寂れる一方で歯止めが効かなくなります。

その症状が出てしまったために真鶴町は神奈川県で唯一過疎地域指定を受けたのだと思います。

山を切り崩し片っ端から開発と言っているのではなく景観と共存できる開発の検討を提起してます。

町の土地利用計画や規制を再検討するため議論を始める時期ではないでしょうか。

今は新型コロナで厳しい状況に追い込まれている観光産業も真鶴ならではの特色を練って欲しいです。

美しい魚付き林、海の生物の宝庫のような岩の海岸、貝類を収集した博物館の存在。

もちろん真鶴港もあります。そっくりそのまま体験学習の場だと言えると思います。

通信環境があれば現地から学芸員がリモートで解説リポートすることも可能です。

教育と観光が完全にタイアップできる絶好のロケーションが真鶴町にはあると思います。

類まれな地域資源を活かしウィズコロナ、アフターコロナ時代の観光を町長選挙で論議して欲しいです。

最後に思いつきに近いアイデアですが新たな交通ルートとして船舶の活用を述べます。

私は江戸時代をもう一度見直して現代に活かすことが必要だという考え方の持ち主です。

国内で自給自足していてそれなりに繁栄していた社会のあり方は参考にできるはずだと思ってます。

江戸時代の優れたシステムのひとつに船舶が頻繁に各地の港を往来し経済を支えていた事実です。

真鶴からは特産品の石が切り出されて直接江戸にまで運ばれていたと言われます。

船舶の活用と真鶴町の経済振興、新たな研究テーマだと私は思います。町長選でも議論して欲しいです。