政府や地方自治体、企業においてSDGs=エス・ディー・ジーズという言葉が定着しています。

SDGsのバッジを胸についている方々も多く見かけます。ちょっとしたブームに感じます。

2015年の国連サミットで採択された貧困や飢餓をなくす持続可能な開発目標のことです。

国連が提唱しているのですからグローバルな視野で見た開発途上国を主に対象にしています。

日本がSDGsに関心を持ち支援するということは世界の貧しい国々を支援するということになります。

素晴らしい目標だと言えますが日本はそのような行動を十全にとれる余裕があるのでしょうか。

私はSDGs運動は、国連に踊らされたファッション的な側面があると見えて仕方ありません。

よその国のことを考える前に自国の存続が危ぶまれている事実にもっと目を向けるべきです。

厚生労働省によれば昨年1年間に生まれた赤ちゃんは、86万5234人で過去最少です。

合計特殊出生率は1.36と0.06ポイント低下です。1.8の願望達成にほど遠いです。

総務省によれば今年の1月1日現在の総人口は1億2369万人で昨年より50万人減ってます。

神奈川県西部地域も同じ傾向です。国政調査ベースでみると開成町を除いて軒並み人口減少です。

合計特殊出生率は、2017年のデータで箱根町の0.74を筆頭に1以下の町が4町です。

危機そのものです。日本国民全員が足元が揺らいでいる事実を直視する必要があります。

過疎地域指定ということは以上述べたような日本の危機の端的な表れとして捉えなければなりません。

1718ある日本の市町村のうちの半数近くに当たる817市町村が過疎地域となってます。

ただし人口で見ると8.6パーセント。面積で見ると59.7パーセントです。

過疎地域が中間山地に所在し人口減少に苦しみ広大な面積の山林を有している現状がわかります。

全国的な傾向と神奈川県唯一の真鶴町とを比較してみると置かれた環境の差は歴然としてます。

過疎に苦しむ市町村の中で交通の利便性や観光資源の豊富さで真鶴町は圧倒的に恵まれているのです。

真鶴町は過疎から脱却し日本全国の過疎に苦しむ市町村に勇気を与えなければならないと思います。

人口減少が全国的傾向であるだけに手品のように一朝一夕で過疎を食い止めることはできません。

しかし過疎地域の方が借金がしやすく国の保護が手厚いと甘い汁ばかり考えていては脱却不能です。

ずるずると甘い汁の罠にはまってしまい人口はつるべ落としのように減少するでしょう。

待ったをかけるためには真鶴が脱却できないならば脱却できる地域はないと気概を持つべきです。

新型コロナ後の状況を見据え直ちに現行の過疎からの自立計画の洗い直しが必然です。

その上で10年程度の計画を立て脱却に向けて着実に計画を実現することが急務だと思います。

今度の町長選挙は過疎に対する対応について現状に甘んじるのかそれとも改革を目指すかが争点です。