連帯を求めて孤立を恐れない地方議員ネットワークを!

昨日のブログで新型コロナに直面している今こそ地方議会は踏ん張って欲しいと書きました。

偶然ですが平塚市議会議員の江口友子さんから活動報告が郵送で届きました。

江口は当選5回ですがまだ44歳です。ずっと無所属で草の根運動にこだわってきました。

新型コロナに向き合い、地道な活動ぶりが手書きのイラストで丁寧に書かれていました。

江口さんは美大出身ですのでイラストはお手の物です。厳しい状況をほのぼのと伝えてくれます。

「まちかど市議会報告会」を今も継続しているという記事がありました。

毎週日曜日の午後1時から1時間平塚駅頭に立ってホットなニュースを届けているとのことです。

すごいな~と感心しました。地方議員として一生懸命取り組んでいる人はいると安心しました。

少し前ですが南足柄市議の岸本敦子さんよりの「市議会レポート2020年春号」がポストに入ってました。

昨年秋の創刊号と比べるとページ数は半分でしたが新型コロナの市対応について書き込まれてました。

非常時であってもきちんと市議会の動きを報告する姿勢は大いに評価されると思います。

極め付きは湯河原町の新人町議、土屋由希子さんです。これでもかというぐらいに報告が来ます。

土屋さんは「地域政党ゆがわら」という政治団体を作って議員活動を続けています。

土屋さんのニュースはとにかく面白いです。”これって新人いじめ”などという見出しが躍ってます。

3月の選挙でトップ当選を果たし直後の臨時議会でいきなり町長にたてついたのです。

湯河原町が芸者さんたちを助けようと「お座敷券」なるものを発行するための補正予算を組みました。

「3密」を避けようとしているこの時期に何たることかと反対討論を行ったことが書かれてます。

6月の議会では”いまさらマスク”への異議申し立てです。今頃になってマスク配布はおかしいと。

エネルギーがあふれ出ているような土屋さんの突進力には驚きを超えてあ然としています。

3か月の新人議員だから目立ちます。しかしやる勇気を持てる人は極めて少ないです。

たいていはまだ議会の状況が見えていないからもう少し経ってからとしり込みします。

土屋さんにはためらいはありません。おかしいものはおかしいという熱い思いがあるだけです。

選挙の時は、全員が立派なことを言いいます。問題は、バッジを付けてから実践できるかどうかです。

果敢に挑戦する土屋さんは本物の政治家へと成長する可能性に満ちあふれていると思います。

ただ、異議申し立てをするとどうしても孤立しがちです。時には弱気になることもあるでしょう。

行政の枠を超えて高い志と行動力を兼ね備えた同志を見つけ連帯を求めるのも一案です。

詩人の谷川雁に「連帯を求めて孤立を恐れず」という言葉があります。

土屋さんを始め今の政治の現状を地域から変革していこうとする地方議員の連帯を期待します。

それは孤立に耐えて言うべきことをきちんと発する勇気の源泉になるはずです。