湯河原町議会が熱い!
今年の3月の湯河原町会議員選挙でひとりの女性候補がトップ当選しました。
1374票で2位に317票差ですので頭一つ完全に抜けた選挙結果でした。
女性候補者の名前は土屋由希子さん、選挙当時は37歳でした。2児のママさんです。
私は開成町に住む土屋さんの知人から紹介を受けました。昨年秋のことです。
一目見た時から親分の風格を漂わせていて町議選ではトップ当選すると断言しました。
その通りになりました。ブログでは30年にひとりの逸材と紹介しました。
3月の初議会から今日までの活躍は疾風怒涛と表現するのがピタリとはまります。
私の予想を超えてます。一人の女性議員が登場しただけで議会に強烈な一石が投じられました。
彼女の最大の売りは物怖じしないというかビビらないことです。半端ではありません。
内心はわかりません。しかし行動には一切内面の揺らぎは見せないで突き進みます。
肚が座っているというか頼もしい限りです。本当の本物の女性政治家が登場しました。
最初の議会ですでに決定済みだったお座敷券を問題にしました。勇気あります。
温泉場の芸者さんを応援しようと町が知恵を絞ってプランを練ったようです。
これに対し3密を避けなければならない時期なのに間違っていると一刀両断です。
平時ならばユニークな政策として歓迎されるでしょうがタイミングを誤っているということです。
6月議会では安いマスクが出回り始めたのに湯河原町がマスク配布を決めたのにかみつきました。
「いまさらマスク」ということでメディアでも取り上げられ土屋さんがテレビに登場しました。
いずれも事実上ひとりの反乱と言って良いので町の政策転換には及びませんでした。
でも土屋さんは通常の1年生議員をはるかに超えた存在感を示したことは事実です。
そして7日から始まる議会の一般質問で爆弾質問をするというお知らせが届きました。
まず湯河原町の法令順守についてです。横文字で言えばコンプライアンスです。
町長が書いている町のメルマガで個人攻撃と受け取りかねない内容があるというのです。
もうひとつ目を疑うようなことが書いてありました。湯河原町の個人情報保護についてでした。
滞納者の個人情報が町議会議員には示されているというのです。驚きました。
俄かに信じられないので土屋さんに聞いてみました。事実だというのです。
全ての滞納者リストの個人情報を議員に示しリストは議員個人が保管しているというのです。
もうひとつびっくりするような質問があります。職員の管理についてです。
320人の職員の湯河原町で2018年度24人が精神の不調で休職中というのです。
職員への時間外手当が正当に支払われていない疑いもあるということです。
税金の滞納者のリストの議員との共有は慣例となっていたのでしょうが時代錯誤も甚だしいです。
働き方改革が叫ばれている今日、無茶な労働は禁物です。土屋さんの追及が注目です。
ひとりで町当局に異議申し立てする土屋さんの精神力には感服します。