日本学術会議から推薦された6人が任命拒否された問題で自民党は菅総理の擁護に躍起となってます。

学術会議のあり方に問題があったとの印象を世論に向けて発信したいのだと思います。

年末までに在り方の改革の方向を打ち出すとの報道がなされています。

闇夜で人を背中から切りつけ相手側の組織に問題があったと言っているようなものです。

本末転倒とはこのことです。おかしいと思わないのでしょうか。保守政治の退廃を感じます。

昨日のブログでも書きましたが野中広務さんのような気骨の方が健在ならば待ったをかけたはずです。

「こんなことをしてはあかん!」と凄みを効かせたと思います。道義に反してます。

逆に言えば、菅総理や自民党幹部は、今回の問題を深刻に捉えていることの証です。

菅政権の致命傷に発展する可能性があると政治家の動物的カンで察知しているのだと思います。

擁護し続けるのは容易ではありません。6人を排除した理由をいつまでたっても説明できないからです。

菅総理は丁寧に説明して理解を得ると言いながら日本学術会議側に説明責任を果たしてません。

10月26日に召集される臨時国会が当面の山場です。はっきりさせないと泥沼にはまります。

ところで今回の人事をめぐって菅総理は安倍前総理の引いたレールの上を走ったとの見方があります。

ジャーナリストの江川紹子さんが発信してました。菅総理には判断の余裕がなかったとの見方です。

確かに9月16日に総理に就任してから月末の人事の決済までに時間的余裕はありません。

それ以前は総裁選挙でこの人事に深くかかわることはできないはずです。

安倍前総理は通常通り執務していましたのでこの間にレールが引かれたのではという推測です。

あり得るかもしれませんが政治的には意味はありません。決定者は菅総理大臣ですから。

どのような理由があっても菅総理自身が最終決定した事実には変わりはないからです。

菅総理に対して思わぬところから暴言が放たれました。川勝静岡県知事です。

川勝知事は菅総理に対して「菅義偉首相の教養レベルが図らずも露見した」と発言しました。

元大学教授で知的なアカデミズムの中に在籍していたことを疑わせてしまうような発言です。

川勝知事としては菅総理の対応は学術の世界に土足で踏み込んだ等しい行為だと思ったのでしょう。

だからといって上から目線で小ばかにするような言い回しはいただけません。

発言を撤回し謝罪したということですが川勝知事の本性をさらした一幕でした。

今回の問題は、国会が主戦場となります。特に枝野立憲民主党の代表にとっては千載一遇です。

弁護士で法律には強いし弁も立ちます。菅総理にとっては手ごわいです。

共産党の志位委員長も控えています。この方は野党ナンバーワンの実力者で理論に強いです。

菅総理が名簿は見ていなかったなどと説明を変えてます。徹底追及の方針を貫徹するはずです。

菅総理が説明に窮し立ち往生するようなことがあれば政権に危機が迫ります。