キウイの季節がやってきた!

郷土の偉人、二宮金次郎に学び地域の農業のお手伝いをするあしがら平野一円塾。

11月の恒例行事は、会員の小澤良行さんの農園でのキウイのもぎ取りです。

自宅近くのおよそ15アールの畑に25000個ほどのキウイがたわわに実りました。

香川県農農業試験場で開発された「香緑」と呼ばれる品種で糖度が高いの特徴です。

それと大きいです。見ていただければキウイの一般的イメージとは大違いのが一目瞭然です。

小澤さんは元農協の果樹の営農指導員でプロ農家です。15年ほど前から栽培に挑戦してきました。

5月下中の受粉、日焼けしないように袋掛け、夏の防除、一年を通じて作業があります。

奥さんと二人で栽培をしています。今では名人芸の域に達しています。

昨日、テレビ神奈川の取材スタッフが小澤農園を訪れ秋の味覚の取材をしました。

案内役のタレントの方がキウイを見るなり大きさに大声を上げていました。

すぐ食べたいのが人情ですが無理です。キウイは収穫してから2週間ほど置かなければなりません。

キウイの入ったビニール袋にエチレンガスを入れてると熟すのが早くなるとのことです。

テレビ神奈川での放送は来週12日の正午からの「猫のひたほどワイド」という番組です。

昨日収穫したキウイをスタッフが持って行かれましたが1週間後ではまだ早いです。

熟すのはもう1週間かかります。待った方が一層美味しさを実感できると思います。

今年は11月21日に仲間と一緒に収穫のお手伝いをすることになってます。

開成駅前のマンションにお住いのご家族や東京方面からの参加者もいます。

コロナに注意しながら楽しく収穫を体験してもらうよう準備に万全を尽くします。

小澤良行さんはちょうど80歳。高校時代は山岳部で足腰には自信があります。

ヒマラヤに行き4000メートル付近まで登ったことがあると話していました。

毎日筋トレを欠かさず、懸垂は、30回できるというのですから驚きです。

2年前に農作業中に落下事故を起こし大腿骨を骨折してしまいました。

今でも多少後遺症が残ってます。こんなこともあって後継者を探しています。

子供さんは娘さんでご主人はみな農家ではありません。農業希望の若い方を求めてます。

小澤さんによれば果樹に限らず農業には情熱が必要だということです。

キウイを例に取れば一人前になるのに10年はかかるということです。

元気なうちに名人芸を伝授したいというのです。キウイの場合は収入は確保できます。

特別に大きなものを有名果樹店に持って行けば1個2、3千円で売るのも夢ではないということです。

20個程度入った箱で3千円から5千円ですぐに売れてしまうということです。

専業で生活していける見通しが立つことは若手の参入を促すのに極めて大切な要素です。

もぎ取りイベントなどを通じて我こそはという農業希望の若手の方を求めています。

小澤さんの名人芸を若い世代に伝えるお手伝いをすることは立派な農業支援です。