女性と若い世代への支援が天命

昨日は私の65回目の誕生日でした。晴れて高齢者の仲間入りということになりました。

実はこの日を待っていました。来週インフルエンザの予防注射を予約しています。

開成町では65歳になると無料です。インフルエンザの流行前ですのでちょうど良かったです。

年を重ねるということはそれだけ人生経験を積むということのはずです。

その結果、日々の判断はより的確になり対立を避け安定したものになると思ってました。

ひとことで言えば成熟という言葉が最も適当でしょうか。人生の実りの時期です。

ところがまだまだ胸を張って成熟したと言い切る自信は到底ありません。

衛生と医療の体制が発達し長生きになりました。それにともなって人生も間延びしがちです。

古代中国の聖人孔子は、15歳で学問の道を志し、30歳で方向性を決めたと言い切ってます。

40歳になったら迷いは消えて50歳になって天命を知ったと述べます。

60歳になったら人の話しに耳を傾けることができるようになったと振り返ります。

そして、70歳になったら好き放題をやっても道を外さなくなったと言ってます。

孔子は、70歳過ぎて生涯を閉じましたので人格を完成してこの世を去ったことになります。

見事な生き様です。65歳になった今、孔子の言葉を読むと余りの至らなさに恥ずかしいです。

唯一の希望は、孔子の時代より長寿となりましたので人格の完成に至る余裕があることです。

おおよその感じとして65歳にしてようやく天命が理解できるようになってきました。

孔子に比べれば少なくとも15年は遅れています。長生きしないと人格の完成は覚束ないです。

私は人より結構様々な体験を積んできました。波乱に富んでいるように見えるかもしれません。

町長選挙を4回経験して衆議院・参議院・県知事選挙に合計4回挑戦し全敗しました。

地域に根差して世の中変革しようと夢を抱いて果敢に挑んだのですが潰えました。

この体験を活かして政治を目指す女性や若い世代の皆さんに勝利への道を伝えたいです。

これが私の仕事だと思うようになっています。ささやかながら実践も始めました。

日本の政治は完全に曲がり角です。内外共に緊急事態が常に発せられているようなものです。

中国の台頭による大きな国際情勢の激変。少子高齢化・人口減少の深刻化。

内外ふたつの危機に対応できているとは到底言い難いです。そもそも国民的議論になってません。

そこに新型コロナの襲来と頻発する大規模災害があるのです。日本は打ちのめされそうです。

この危機を脱するにはこれまで政治の表舞台に立ってこなかった新たな主役の登場が必要です。

女性であり若い世代です。女性や若い世代が歴史の歯車を回さなければなりません。

生存そのものが脅かされているのです。女性の方がはるかに敏感です。

未来が危機に瀕しているのです。若い世代が当事者として声を上げなくてはなりません。

私は女性や若い世代の政治への挑戦を支援することを通じて人格を完成していくことにしました。