誕生祝いと決意

65年のこれまでの人生でいくつかの節目があります。そのひとつが息子家族との同居です。

5年が過ぎました。息子たちは同じ敷地内に家を昨年夏に家を建てスープの冷めない距離にいます。

毎日3人の孫たちが顔を見せてくれるのは何物にも代えがたい喜びです。

お孫さんのいられない方には申し訳ありませんが本当に可愛らしいです。

小学1年の一番上のお兄ちゃんが私の似顔絵と好物のコーヒーをプレゼントしてくれました。

お返しに私が自分の誕生祝いのケーキを買ってきて昨晩みんなでお祝い会をしました。

生命感が溢れるちっちゃな子供たちの姿は家族全体に明るいエネルギーを振り撒いてくれます。

この子たちのためにまっとうな背中を見せなければと日々決意を新たにしています。

NHKのBSプレミアムでアイドルグループ、キャンディーズのドキュメンタリーを放送してました。

昨日録画してあった番組を見ました。40数年前が一気に蘇った気分に浸りました。

高校生から大学生の時代に社会現象にまでなったほどの人気ぶりを誇ってました。

「年下の男の子」を聞いた時は高校生に戻りました。「微笑みがえし」は大学3年生です。

後楽園球場で行われたキャンディーズの最後のコンサートをテレビで見ました。

千葉県検見川にあった大学の寮の食堂でテレビ画面を凝視してました。

記録によると1978年4月4日のことです。ソフトボール部の合宿中でした。

食事が終わりほかの部員たちは部屋に戻っていきました。私ひとりでテレビを見てました。

ドキュメンタリーを見ていて当時の私の心理状態がどんなだったか湧いてきました。

ジャーナリストになることを決めていて大学内の新聞研究所を受験する準備をしてました。

実際、研究所に入りその年にNHKに入ることが決まり夢はかないました。

振り返るとこの20代、30代の頃は浮ついていて根が生えているとは到底言えません。

生意気ばかり言って扱いにくいことこの上ない存在だったことは間違いありません。

多少なりともまともになれたのは記者を辞めてふるさとの町長になってからです。

厳しい取材現場で体験はしているように見えても実際は人のことを評論しているだけです。

伝えることの大切さはもちろんあります。しかし実際に体験しているのとは本質的に違います。

そして今、ふるさとのまちづくりの体験を経てフリーの立場となりました。

孫にも囲まれてゆったりした感覚でふるさとを見ることもできるようになりました。

そこで気づいたのが女性や若い世代の登場を後押ししなければという思いです。

おとといのブログで書いた通りです。ベテランの男性優位の政治を変えないといけません。

地位や名誉を守ることに汲々としている政治状況を一変しなければ未来はありません。

手に届くのは地域の政治です。ここから変革のうねりを起こすことに奉仕します。

地域政治を志す女性や若い世代の方で地域をより良くしたい思いに溢れる方を応援します。