トランプ大統領の悪あがきと湯河原町議会

11月3日の大統領選挙での敗北をいまだ認めずにゴルフに興じるアメリカのトランプ大統領。

自由と民主主義の盟主アメリカのトップリーダーの威厳を感じる人はいません。

悪あがきに見えます。潔さと無縁で日本の武士道とは大きくかけ離れます。

世界のリーダーでトランプ大統領をたしなめる人物が見当たらないのが不思議です。

日本は、東洋文明の影響を強く受け、明治維新後は欧米の思想をどん欲に取り入れました。

日本という国家のリーダーが真に勇者であるならばトランプ大統領に一言申すことは可能です。

東洋の政治哲学の基盤を持つ武士道を有しながら欧米の政治哲学にも深く触れて来たからです。

アメリカ流の民主主義を認めたうえで潔さを尊重する日本の武士道を求めても良いです。

世界を混乱させるのではなくさっそうと国際政治の舞台から去ることによる美学です。

立つ鳥あとを汚さずという言葉のトランプ大統領に教えてあげればよいのです。

欧米の政治哲学の中では政治と道徳や美学は別物という伝統が強いです。

しかし、日本は中国伝来の王道政治の伝統を基に武士道を育てました。武士道は美学へと通じます。

日本が武士道の伝統を見失ったところに堂々とものが言えなくなった原因があると思います。

最近地域の政治においてもお武士道が廃れている典型的な事例があるのに気付きました。

ブログで再三取り上げている湯河原町議会です。武士道の真逆を突き進んでいます。

私が30年にひとりの政治家だと有望視している土屋由希子町議がよほど脅威なのでしょう。

湯河原町議会は、広報を使って土屋町議が懲罰を受けたことを大々的に宣伝しています。

その内容がピント外れです。土屋町議が認めていない謝罪文を掲載しているのです。

土屋町議は、町税滞納者名簿を町議会へ提示していることに異議申し立てをしました。

個人情報の保護に抵触すると抗議した結果、議会内でとどめるべき情報を漏らしたとされました。

謝罪文を読むことを拒否したことにより出席停止1日の懲罰を受けたのです。

湯河原町議会の広報は、この謝罪文を掲載しているのです。意図的ないわばいじめに見えます。

読者はあたかも土屋議員が過ちを認め謝罪したかと誤解する恐れが多分にあるからです。

こうした読者の反応が起きるのではないかと見越しての広報ではないかと私は睨んでいます。

町の税金を使って土屋議員の意図と全く反する広報をして土屋議員を封じ込めたいのでしょうか。

情けないです。堂々と論戦することを避けて権威をかさに切りつけたようなものです。

ベテラン町議が揃っていながら38歳の女性新人議員に対して右往左往しているように見えます。

地域の政治からも武士道の伝統は消滅しかけています。腐臭がプンプン漂います。

臭いものに蓋をしては腐敗は進むだけです。浄化しなければ湯河原町議会の明日はありません。

土屋議員は、断じてめげることなく湯河原の地域政治の浄化に取り組んで欲しいです。

 

 

 

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