アフターコロナ時代のまちづくりに向けて3

私の住む神奈川県西部地域では県立病院に感染症専門病床が6床あり新型コロナ対応の中心として位置づけられてます。

問題も出ました。神奈川県西部地域の内の北部地域における唯一の中核病院なので他の診療に影響が出ます。

県立病院が新型コロナ患者対応に集中してしまうともうひとつの中核病院である小田原市立病院に負荷がかかります。

平時から新型コロナのような緊急的な感染症対策の訓練が行われていればまだ何とかなりますがそうはなってません。

日本の場合サーズの感染もさほどではなく非常時を経験してこなかったことがマイナスに作用しました。

病院体制についても再考が必要です。ベッド数が足りているといっても小田原市内に民間病院が多いのが要因です。

北部地域は先ほど述べたように県立病院におんぶにだっこです。北部地域に新たな病院誘致を構想すべきです。

国や県の動きを待っていても手取り足取り面倒は見てくれません。地域の市町の方から動くべきです。

足柄地域北部の中心市の南足柄市が近隣市町をまとめアフターコロナの重要政策として構想立案に動いて欲しいです。

ブログで問題提起したことがありますが南足柄市の北部にはさほど利用されていない運動公園があります。

運動公園と周辺の丘陵地域を病院誘致の候補地として位置づけてどういった形の病院ならば誘致可能か検討すべきです。

厚労省と県から見て地域医療体制のモデルとなるようなプランでない認可は全くおぼつきません。

専門性のある病院が望ましいです。私はスポーツ医療などを中心にリハビリに特化した病院はどうかと思います。

医療水準はワールドクラスで世界から患者が来ることを狙った構想としないと厚労省や県から目を向けてもらえません。

ワールドクラスならば最先端医療の受診のため外国人が見込めます。インバウンド医療の展開が視野に入ります。

国立ならば申し分ありませんが国の財政事情からするとそう簡単にはいきません。民間ベースで考えざるを得ません。

私立大学か民間医療法人で意欲を示すところを探すしかありません。ここが最大のハードルです。

県にとってのメリットも提示が不可欠です。これは県立病院の経営に参画すること以外にありません。

県として赤字が続く県立病院の立て直しは急務のはずです。民間の力は喉から手が出るほど欲しいはずです。

私は更にもう一枚特色を付加すべきだと思います。先ほどインバウンド医療について言及しました。

長期滞在用のホテル整備とセットで検討したらどうかということです。ピタリとはまる建築物があります。

東名高速道路大井松田インターの直近にそびえたつ旧第一生命ビルです。このホテル化を検討したらどうかと思います。

神奈川県は旧第一生ビルを買い取った民間企業とタイアップして健康づくりの拠点としているのですから好都合です。

県西地域北部にワールドクラスのスポーツ医療病院を誘致することは地域発展の核となります。大いに挑戦すべきです。