湯河原町土屋由希子町議の戦い第2章へ

湯河原町の土屋由希子町議が昨日神奈川県庁で記者会見しました。懲罰処分の取り消しを求める裁判を起こしました。

記者会見の模様は動画投稿サイトで見れます。ぜひご覧になってください。https://www.youtube.com/watch?fbclid=IwAR1tN3QXk9-QLnccRmzb6941M2CEM0J1CXoJvwJYfbzEFa0ctjd5v-WMDog&v=Z50g-gII1s0&feature=youtu.be

私は、土屋町議の落ち着いた態度、はっきりした口調に目を見張りました。30代の新人町議には見えません。

昨年9月の総裁選挙出馬以来何度も菅総理は会見を行ってます。菅総理よりも自信に満ちあふれているように見えます。

内心は、ドキドキだとしても表面には出ません。心の揺らぎが外に出ないタイプなのかもしれません。

政治家として大切な素質です。おどおどしている様子が表面に出てしまっては足元を見られてしまいます。

大した女性だと改めて認識し直しました。30年にひとりの逸材だという私の眼に狂いはないと更に自信が増しました。

もうひとつ驚いたのが訴える相手、すなわち被告が湯河原町議会ではなく湯河原町だということです。

行政訴訟における仕切りでは町議会は町を代表することはできず町が代表するという考え方だというのです。

法的に確立した事柄なのでその原則に沿って町を訴えたということです。町の代表は冨田町長です。

これは私がかねてより土屋町議の問題は冨田町長に最終的な責任があると言い続けてきたのでわが意を得たりです。

今回の問題は、昨年9月の町議会で町税の滞納者リストを町議会に提示する慣習を土屋町議が問題提起したことに端を発します。

町議会は秘密会の内容を公開したと追及し土屋町議は個人情報保護の観点からして問題があると主張しました。

町議会で謝罪文の朗読を求められた土屋町議が拒否したところ出席停止1日の処分となりました。

更に湯河原町議会は議会だよりで土屋町議が朗読を拒否した文章をあたかも読んだかのような体裁の記事を載せました。

こうした一連の事件の根っこは議会の求めに応じて湯河原町当局が議会に情報を提示したことにあります。

冨田町長は議会の要求に従ったと言い逃れのような発言をしてますが出すと決断した責任者は冨田町長です。

土屋町議の問題提起は冨田町長に向けられたものです。裁判ではこの問題の本質が明確になり大歓迎です。

もうひとつ驚いたのは弁護団です。8人もついています。団長の弁護士は、行政訴訟の第一人者です。

冨田町長も慌てているでしょう。真っ向勝負となりますので腕っこきの弁護団を集めなくてはなりません。

最後に土屋町議の発言を紹介します。多数派の圧力で地方議会における民主主義が正しく機能していないと述べました。

その上で「崩れ行く民主主義に挑戦する」と泣き寝入りを拒否する決意を述べてます。カッコいい!。