続々・湯河原町土屋由希子町議の戦い第2章へ

懲罰の取り消しを求めて裁判を起こした土屋由希子湯河原町議、自分ひとりの戦いではないと言ってます。

土屋さんは地域政党ゆがわらという政治団体を立ち上げて湯河原地域に根差した政治活動を展開してます。

地域政党ゆがわらの仲間たちが土屋町議を支え一緒に戦ういちばん中心の母体であることは言うまでもありません。

一心同体の仲間だけでなく異なった角度から土屋町議を支える活動をしている団体もあります。

ゆがわら町民オンブズマンです。オンブズマンとは、行政や議会が正しく機能しているか監視する住民の集まりです。

土屋町議を応援しながら監視しているのです。土屋町議が間違ったことをしていれば指摘されるわけです。

仲間でもなれ合わず緊張感を持ってより良い湯河原町を創るために協力し合うのは素晴らしいと思います。

23日のイベントには代表の濱田知子さんが参加してました。元藤沢市役所の職員ということで頼もしいです。

土屋さんの周囲には町外の支援者が数多く集ってます。訴訟弁護団の一員でもある武井由起子さんもそのひとりです。

武井さんは23日のイベントでニュージーランドのアーダーン首相を取り上げて日本社会との対比を話してました。

2017年37歳の若さで首相に就任しました。土屋町議と同世代です。日本では想像できません。

武井さんは、アーダーン首相の個人の力量ではなく若い女性をリーダーに押し上げる社会の力に注目してました。

鋭い指摘です。女性の視点で世の中替えようと行動すると白い眼で見られがちな日本とは大違いです。

ニュージーランドの新型コロナ対策は成功してます。若い女性首相を誕生させた社会に強じんさがあると見るべきです。

土屋町議を支える運動の輪が湯河原から世直しの原動力になって欲しいと武井さんは期待してました。

土屋町議のもとには同じような懲罰を受けた地方議員の方からの激励も数多く寄せられています。

土屋町議と同じように裁判を起こせばよいと思いがちですがそう簡単にはいかない事情があるのです。

地方議会における懲罰が裁判の対象にできるとなったのはつい最近、昨年11月の最高裁判所の判例変更によってです。

それまでは除名という重い処分以外は裁判にできなかったのです。出席停止では訴えを起こせません。

60年ぶりに変更されたのです。画期的です。ただし処分を受けてから半年が訴えを起こす期限です。

土屋町議が懲罰を受けたのは昨年9月ですので裁判の対象となるのです。思いもよらぬ偶然の重なりです。

地方議会には、司法のメスが入らず議会の裁量に一任されるとなれば多数派の天下となります。

不条理な処分があっても泣き寝入りを強いられることになります。個人で発信しても限界があります。

裁判で争えない地方議員の方々は土屋町議に勝ち抜いて欲しいと熱い思いを込めて見守っていると思います。

土屋町議の使命は大きいです。多彩な応援者のネットワークの力で使命を果たして欲しいです。

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