続・純一郎!!カムバック!!

小泉純一郎元総理を東京オリパラのトップに据えることに自民党内に違和感があると思います。

脱原発を声高に主張し、細川護熙元首相を推し都知事選で戦ったのが記憶にこびりついていると推測するからです。

しかし、今の自民党を始め体制側にとって必要なのは、既存の枠を飛び越えウィングを広げられる人物です。

森元総理は旧体制そのものの発想の持ち主でした。旧態然とした体制の中でsp式委員会を仕切りました。

森元総理は去ったのですから、ここから先は旧体制にこだわらないしなやかさを持ち合わせた人物に委ねるべきです。

森元総理の体制の下で動いてきたアスリートをトップに据えるのは酷です。踊れません。

後ろ盾がなく、ひとり芝居を演じるのと同じで、安定した振る舞いは期待したくてもできません。

しかも待ち構えているのは国家の大仕事です。総理級の経験を持っている方に限定されます。

自民党の元総理の中で選べば小泉元総理となります。安倍前総理が適任との声も挙がるかもしれません。

国会で虚偽答弁を繰り返した人物にオリパラのトップはあり得ません。野党などから反発が出てぎくしゃくします。

小泉元総理は、財務省と近しい関係にあり、元財務事務次官の武藤事務総長はかつての部下と言っても良いです。

東京オリパラは短期決戦です事務総長に命令を下せる人物でなければなりません。官僚では無理です。

もうひとつ小泉元総理がトップに就く大きな意味があります。小池都知事の重しになれます。

東京オリパラを目前に混乱が起きました。政府と東京都、組織委員会はワンチームにならなければなりません。

小池都知事には自らを目立たせようとの傾向が目立ちます。調和を乱す恐れがあります。

勝手な振る舞いをさせない抑止力が不可欠です。小泉元総理が適任である隠れた理由です。

小池都知事にとって小泉元総理は政治の師匠です。師匠の足元を掬うことはできないでしょう。

小泉元総理のオリパラトップ就任にとっていちばんの障害があるとすれば菅総理のためらいだと思います。

小泉元総理が組織委員会のトップになればサプライズ人事です。驚きと主に反発もあるでしょう。

菅総理が、冒険はしたくないと思ってしまえばそれで小泉元総理の芽は消えてしまいます。

スポットライトは小泉元総理に当たる人事ですので現職の菅総理は影に回るかたちとなります。

菅総理はここにメリットを感じて欲しいです。菅総理は、裏に回ったほうが力量を発揮するタイプだと私は思います。

自らが前面に出ると口下手地味であることすべてマイナスに作用します。オリパラは更に極端に出るでしょう。

苦手な表舞台の分野を小泉元総理に担ってもらい自らは裏に回ってコロナ対策に万全を尽くす方が適当だと思います。

アスリート中心の選考委員で決めるとされてます。相応しい候補者が選べるとは思えません。

政府が乗り出し仕切らざるを得ないと思います。最終的には、菅総理の決断にかかってきます。