東京オリパラの組織委員会会長に橋本聖子担当大臣、後任の大臣には丸川珠代元担当大臣がカムバックしました。

選考過程は秘密会とされたのでわかりません。選考委員の東京都副知事の発言が知りたいです。

小池都知事の意を受けてどんな言い回しで誰を推したのか、その理由も含めて具体的に知りたいです。

これに対し誰がその発言を押さえて最終的に橋本さんで一致したのか、明らかにして欲しかったです。

小池都知事は短いコメントを発表しました。決定当日は、記者団の前には姿を見せませんでした。

「アスリート目線の大会運営に期待している。大会理念の“多様性と調和”の具体化も図っていくと思う」

そっけないコメントの中に小池都知事の決して納得していない不愉快さがにじみ出ていました。

まず「アスリート目線」を強調した言い回しが気になりました。橋本新会長に持って回った注文を付けてます。

森前会長との違いを明確にすることを要求していると受け止めました。森前会長の秘蔵っ子への警鐘です。

後段の「多様性と調和」へのこだわりも前段の延長線上にあると捉えるべきで再度の念押しです。

小池都知事は、これまでの森前会長の独裁体制に一矢報いる絶好のチャンスと見ていたはずです。

しかし小池都知事の思惑は、小池都知事のばっこを嫌う菅総理らによって封じ込められたかに見えました。

関係の良くないとされる丸川大臣のカムバックのおまけまでついたのは小池都知事の癇に障ったことでしょう。

毒を盛った短いコメントを残して一晩世論の様子を伺いました。この間をとるところが役者です。

翌日、丸川新大臣との電話会談をこなした後、橋本新大臣とは直接会って互いの連携を確認しました。

テレビに映った小池都知事の冒頭の一言、「スケートも自転車も最後の一周が大変ですね。」。

東京オリパラの現在の置かれた状況を巧みに表現し橋本新会長を押しのけて主人公のようでした。

小池都知事封じ込めのうごめきに小池都知事は屈しないどころか逆に反転攻勢に出たかのように見えました。

本来なら支持率低落に悩む菅総理の方が大胆不敵な人事劇の台本を書き反転攻勢すべきでした。

私のアイデアは小泉純一郎元総理の登用というサプライズであることはブログで書いた通りです。

支持率が下落したまま上昇の兆しが見えない菅総理にとって森前会長のトンデモ発言は大チャンスでした。

この局面であっと驚く指導力を満天下に見せつけることができれば世論の評価は一変したはずです。

菅総理がとったのは順当さでした。安定を優先したと評価するのか度胸がないと見るかは人それぞれです。

ただ、反転攻勢の好機を逸したことは間違いありません。政権浮揚のチャンスは遠のいたと言えます。

橋本新会長は就任早々に自民党を離党するしないでドタバタを演じました。出足でつまづきました。

”女帝”は健在ぶりを誇示し、菅総理は指導力不足との評価を挽回できないままに終わった人事劇と言えます。