「リベラルアーツ」という言葉は大学関係者以外ではさほど知られていないと思います。

専門的な学術の基礎をなす学術のことで一般教養と訳されます。大学に入って教養課程で学びます。

では何を学んだかというと私自身さほど記憶に残ってません。いかにサボっていたかという証拠です。

昨今、一般教養の重要性を問題提起される方が増えているとのことです。環境の激変によるものです。

人類がこれまで経験してこなかった大きな変化に直面している中で既存の学術の枠内では対応できません。

学術の基礎をなす基本的な考え方を問い直し人類の生き様にまで修正を加えないと問題解決できません。

ドイツにヘーゲルという大哲学者がいます。知の神の使いであるフクロウは夕暮れ時に飛び立つと言いました。

世界が闇に包まれようとしている時に新たな知を求め使いを出すのです。現代はまさにその時期だと思います。

対症療法ではダメで根本的な変革が求められているのです。まず必要なことは原点回帰です。

欧米では、学術の源流であるギリシャ・ローマ時代にまでさかのぼって探求が進んでいるとのことです。

リベラルアーツの改革をめぐって欧米の物まねで良いのかという疑問から新たな取り組みをされている面々がいます。

世界のための「日本のこころセンター」を主宰されている土居征夫さんらのグループです。

土居さんは旧通産省現在の経済産業省のエリート官僚で内外の産業界の最前線を見てこられました。

日本人が日本の歴史をよく理解し誇りを持って世界で活躍できるようにとの思いを強く持っていられます。

そうした人材を養成するには若いころから人としていかに生きるかを知らなければならないということです。

日本は日本独特の学術の伝統を有しており日本型のリベラルアーツを構築すべきだと主張されてます。

このほど「自啓共創塾」を立ち上げて塾生の募集を始めました。5月から12月までの全15回の講義です。

「自啓」は自ら学び開く、「共創」ともに創造ですので受け身の講義ではありません。

「幕末から今日につながる実学・平等・人権・分権の思想」をテーマに話題提供者になって欲しいと要請がありました。

講師陣を見てビビりました。東大の名誉教授や元文化庁長官、経済団体の現役幹部の方々などそうそうたる面々です。

何事もチャンスと受け止めるのが私の信条ですので引き受けましたが相当猛勉しないといけないと覚悟してます。

私が講師として独自性を発揮できるのは地方のまちづくりの現場において実践の体験があることです。

郷土の偉人である二宮尊徳は外せません。ここを出発点にまちづくりの視点から歴史を見つめ直します。

現代のまちづくりに何が欠けているのかについて私独自の考え方を問題提起してみたいと考えています。

「自啓共創塾」にご関心のある方は、世界のための日本のこころセンターのHPにアクセスください。(https://www.jpkokoro.com/)